イノシシ
近年、籾村の田畑にはイノシシがよく出没するようになってしまいました。
私たちが子どもの頃には、ほとんど出てきませんでしたが、最近は毎年、田んぼや畑に大きな被害を出すようになってしまいました。
![]() |
| この写真の下の田んぼは、一夜のうちにほとんどの稲が倒され、稲穂をイノシシに食べられてしまいました。 田んぼの周囲の1列だけ稲が立っています。(2001.8.26 下籾竹実) |
![]() |
![]() |
| 最近は、どの田んぼのこのように電気牧柵で田んぼを囲わなければ、イノシシの被害が出てしまうようになってしまいました。(2002.8.10 下籾王子谷) | ワナ(檻)にかかったにっくきイノシシです。 |
動物の保護と、農業生産はどちらが大切なのでしょうか?よく議論される問題です。
確かに、自然の生態系を狂わせるような、農薬の乱用、無秩序な開発による生態系への悪影響や絶滅危惧種の発生は大きな問題です。
イノシシが近年増加したのはなぜでしょうか。人工林の手入れがされないため、山にエサがなくなったとか、最近のイノシシは豚の血が入ったイノブタが多いので繁殖力が非常に旺盛だとか言うひともいらっしゃいます。
私は、昔々から、イノシシは野生にいて、それなりに棚田の農地や畑や里山の中でぞれほどの被害を出さずにすんでいたような気がします。近年、特に籾村では高齢化や過疎化の影響で里山の手入れ不足や耕作放棄された田畑の増加が大きな影響を及ぼしていると思います。イノシシの被害が常習的に出る田んぼはますます耕作放棄されていくようです。それがますます、イノシシの被害の増大と耕作放棄地の増加、農村景観の破壊、ひいてはふるさとの存亡にも関わることと思います。
なんだか悲しいことですが、集落自体を山から隔離するしか方法がないのでしょうか。困ったことです。