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稲の害虫が現れる時期 (2003.1.4)
Q mintさんの質問で「稲の害虫と病気ってどんな種類があるの」の質問で大体分かったんですが・・・
茎を害する虫、葉を害する虫、根を害する虫、稲や籾を食べる虫はそれぞれどの時期に現れるんですか?
A 害虫の現れる時期ですね。
1 茎を害する虫
ヒメトビウンカは6〜7月に発生が多いのですが、この虫は茎の汁を吸うことよりも、ウイルスを感染させてシマハガレ病という病気を発生させるのでやっかいな虫です。この虫は日本国内で越冬します。
ツマグロヨコバイ、セジロウンカは稲の生育期間中ずっと現れますが、7〜8月の盛夏期に発生が多いです。
トビイロウンカは、8月下旬頃から現れ、9月が発生の盛期です。このトビイロウンカは、気流に乗って東南アジアから飛来して来るのですが、日本国内では越冬しないので年によって発生量が異なりますが、ウンカの中では最も繁殖力が強く、稲の汁が吸われて稲が枯れてしまいます。
ニカメイチュウは名前のとおり1年に2回発生します。6月の田植え頃と8月下旬で、幼虫が茎の中に進入して、食害します。
2 葉を害する虫
イネゾウムシ、は6〜7月に成虫がイネの葉をかじりますが、稲が大きくなると被害は少なくなります。
一方イネミズゾウムシは、5〜6月の田植え直後に越冬していた成虫が稲の葉をかじりますが、その後、産卵して幼虫が稲の根を食害します(6〜7月)が、この被害は大きいです。その後サナギになって、8月頃成虫になります。そのころには稲も大きくなっているので、稲への被害は少ないです。
イネドロオイムシは田植直後から7月上旬まで発生します。稲が小さいうちは被害あ出ますが、稲が大きくなると被害は軽いです。
コブノメイガ、タテハマキ、イネツトムシは8月から9月、イネアオムシは7月頃は発生が多いです。
イネカラバエ、イネハモグリバエは田植え直後から7月頃まで発生します。
3 根を害する虫
イネミズゾウムシの幼虫6〜7月です。
4 穂、籾を食べる虫
カメムシ、イネシンガレセンチュウ、イネアザミウマは、出穂以降(8月中旬から9月)に被害を出します。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、稲の害虫はほとんどが昆虫です。昆虫はご存じのように「卵→幼虫→サナギ→成虫→卵」のサイクルで生きています。稲に被害を出すのはこの中で、幼虫と成虫ですがそれぞれの虫のサイクルと稲の生育の段階で稲に害を及ぼすものが害虫になるわけです。
基本的に主な害虫は国内で越冬しています(トビイロウンカやコブノメイガは海外から飛来しますが)ので、害虫は年間を通して生息しています。稲の生育段階と虫のサイクルでたまたま稲に害を及ぼす時期が、「害虫」として現れる時期です。
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