有機農法の苗の作り方(2002.10.29)
Q 有機農法で稲の苗を作るのが大変と言うことを聞きました。皆さんのところではどのようにしているのですか?
A そのとおりです。苗を作るのは結構大変です。
私たちの場合は、苗の方式として、バラ播きの苗箱(ヤンマー、クボタ、イセキなどの田植機)と、みのる式の箱苗(ポット苗とすじ播き苗)の2種類があります。
バラ播きでは、土は山土(いわゆる霜くずれ)を冬の内に集めるか、無農薬田の土をふるいでおろして使います。問題は肥料です。苗箱ではなるべく速効性の肥料がほしいのですが、有機栽培で使える肥料は緩効性肥料ばかりです。有機653や菜種粕液肥を使っています。
私は、みのる式の苗を作っていますが、みのる式の場合は昔のいわゆる苗代を作り、短冊の上に直接苗箱を並べます。短冊の上には、元肥として、有機653を使用します。バラ播きは、苗箱の中にすべての根が出て、根の出る範囲が狭く大変ですが、短冊の上に直接並べる場合は、苗箱から下の土まで根が伸びるので、根が広がる範囲が広く、やや苗は作りやすいです。
いずれとも、育苗期間は緩行栽培より多くかかります。また、苗はやや肥料不足で黄色の苗になりますが、田植えすると問題なく大きくなります。