メールありがとうございます。籾村セーフティーライス倶楽部の岸と申します。
米作りに大切な条件と苦労ですね。
米作りの条件ですが、米を栽培するのに何が必要か考えてみましょう。
まず、お米が育つためには田んぼ(土)が必要です。そして水、さらに太陽の光が必要です。また米を育てる人(農家)も必要ですね。
この、土、水、光、人の条件を整えてやる必要があります。そしてそのための苦労は、お米を栽培している場所によって条件が様々です。
まず、田んぼ(土)ですが、お米が育つためには土に栄養分がたくさんあり、根が元気に張ることが大切です。そのため、土づくりが大切です。私たちの地域の田んぼは棚田です。棚田ののり面にたくさんの草が生えます。その草を毎年刈って、堆肥にして田んぼに入れて良い土を作っています。この草刈作業はとても大変です。またこののり面の草刈をしないと、のり面の草が大きくなって光がさえぎられたり、田んぼが崩壊(こわれる)こともあって、とても大切なさ業です。
次に、水です。稲は水がないと育ちません。水の中に解けている栄養分をすって稲も大きくなります。平野部の川から農業用水をとるところでは、水の問題は少ないのですが、私たちの地域は山の上にあるので、水がとても少ないのです。雨が降ると、その水を大切に田んぼにいれます。私たちの田んぼの水はほとんどため池を利用します。このため池の管理や、用水路の整備、ため池から田んぼに水を入れる作業も大変な苦労です。
そして、光ですが、植物は太陽の光を浴びて、でんぷんを作る光合成を行って、お米が太ります。日陰では稲は元気に育ちません。私の地域は山の上でしかも南向きに田んぼが多いので、日当たりはとてもいいです。しかし先ほども言いましたが、田んぼののり面の草をしっかり刈らないと田んぼの日当たりが悪くなってしまいます。
人ですが、私の地域は交通の便の悪い山の上で、大変な過疎地域です。ですから、若い人はみんな町に出てしまい、稲を作る人が減ってしまいました。そのため、最近は耕作されずに荒れてしまった田んぼも多くなってしまいました。これも大変な苦労です。
また、もう一つ、お米の栽培の邪魔になるものもたくさんあります。害虫、病気、雑草です。農薬を使うと、簡単に防ぐこともできますが、やはり、農薬は使いたくないものです。害虫や病気にかかりにくい丈夫な稲を育てることなんかも大変です。除草剤を使わない田んぼでは、草取り作業も苦労します。また、最近はお米を作る人が減ったせいか、山から、イノシシがよく出てきます。イノシシに稲を倒されたり、お米を食べられたりする事も困ったことです。
色々と書きましたが、「米」という漢字は八十八と書きますが、米作りには88もの多くの手間がかかるということです。