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稲作でこまることを教えてください2000年4月27日


稲作でこまることを教えてください。
稲作のことで困ることですか・・・・たくさんあります。でもたくさんあるから稲作が楽しいのも事実です。
私たちは稲作りをはじめて10年くらいです。今は8人で10haくらい作っています。
最近は、私たちの地域では、米作りをする人が減ってしまい、田んぼが荒れたりし始めました。また、全国的に米が生産過剰で米の値段も下がり、益々みんなが米を作らなくなりました。田んぼが荒れると、地域の景観が悪くなり、過疎化がますますすすんでしまいます。実はこれが一番困ったことです。
 そうした中で、4年前から、少しでも楽しい米作りをめざして、今の有機栽培の米作りを始めました。
私たちの地域では、米作りで、いちばん大変なことは、田んぼの「のり面」(田んぼと田んぼの間の畔)の草刈りです。私たちの地域は、山の上の傾斜地なので、のり面がたくさんあります。この草は、堆肥にして田んぼに入れるんですが、8月から9月に草を刈ります。この作業が大変です。平地の田んぼでは考えられない作業です。
その次に大変なのは、農薬を使わない田んぼでの草取りです。普通は田んぼに除草剤を使って雑草を生えないようにするんですが、農薬を使わないと雑草がどんどん生えます。ほおっておくと稲よりも雑草の方が多くなったりします。7月頃から田んぼに入って、雑草を手で取るのは大変です。
 でも米作りしていてうれしいこともあります。一番うれしいことは、お米を買ってもらっている消費者の人に、「おいしい」といってもらえた時です。今までは、お米は全部農協へ出荷して、私たちのお米を誰が食べているのかわかりませんでした。ですから、自分が作った米がおいしいのかまずいのか全然わかりませんでした。ただお金を農協からもらうだけでした。
6年前から、大阪や岡山市、倉敷市の消費者の方に直接お米を送っています。生産者と消費者のお互いの顔が見えるつきあいが最高です。
「私たちの作ったお米は、あの人が食べてくれるんだ」と思うと、苦しい草刈りや草取りも楽しく出来ます。

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