TOP今の田んぼ>2006.7.15

ほ場巡回を行いました

今年は、昨年の空梅雨とはうって変わり、梅雨らしい天候が続きました。田んぼの水の心配はなかったのですが、日照不足のため、やや病害虫の発生が多いようです。今日は、会員の無農薬栽培ほ場の巡回調査を行いました。


光元正夫のほ場は、有機栽培5年目です。稲の生育は順調ですが、このほ場では、「ホタルイ」という雑草の発生が多かったです。動力除草機を4回押し、手取り除草も行いましたがまだまだ生えています。葉が何者かに食われていました。イナゴの幼虫とイネアオムシの幼虫の仕業でした。

生育順調です。 株元に生えている細い「い草」のような草が「ホタルイ」です。稲の葉も何者かに食害されています。
これはイナゴの幼虫 こちらはイネアオムシです。

宮本隆治のほ場です。除草機は2回押し、手取り除草も頻繁に行いました。しかし、今年は稲の分けつが今一歩です。もっと稲が大きくなってほしいところです。何で今年は分けつが少ないのでしょうか?

稲の株を抜いてみると、根がほとんどありません。何かに根を食われています。根の所をよく見ると何かいました。 これは、イネミズゾウムシの老齢幼虫です。こいつが稲の根を食い荒らし、株が増えなかったのです。この幼虫はもうすぐ蛹になります。

大江泰司のほ場です。このほ場は今まで4年間野菜の有機栽培を行っていましたが、今年は稲を作付しました。畑地状態から水田状態にすれば、その年は水田雑草の種がほとんどないため、雑草の発生が非常に少なくなりました。

生育は順調です。
これは、「シマハガレ病」というウイルス性の病気です。

岸浩文のほ場です。有機栽培13年目のほ場です。今年も「コナギ」が圧倒的に多く、稲の生育を阻害しています。

とってもとっても生えてくるコナギ、今年はこのままでは収穫不良は必至です。

播元明美のほ場です。有機栽培5年目です。今年も丁寧に草を取り、今のところ順調な出来になっています。

やや、色が濃いですが生育は順調 そろそろイノシシが来るので電気牧柵を破っています。

景山伸幸のほ場です。昨年は景山の田んぼは干ばつに見舞われ、大きな減収となってしまいましたが、今年は水には恵まれて稲も順調に育っています。

株もよく張って生育順調です。 水面には「ウキクサ」がしっかり生えています。
下葉に少しイモチ病が見えます!!
「イナゴ」の幼虫が葉を美味しそうに食べていました。 これは「ヨコバイ」でしょうか?
この大きな雑草は「オモダカ」でしょうか。 きれい??な白い花を咲かせていました。

杉山憲一のほ場です。このほ場は有機栽培13年目。今年は一見して稲の生育は順調に見えたのですが、いろんな「落とし穴」がありました??。

生育は良さそうなのですが・・・・・ なんだか、葉っぱの色は変ですよ!!
こっこれは「葉イモチ」ではありませんか。しかもたくさん出ていますよ。 アキアカネびっくりしています?
これは「クサネム」という雑草です。この草の実は、稲の玄米と同じくらいの大きさで、普通の米選別機では選別不可能なやっかいな種です。 この雑草は・・・「ヘラオモダカ」でしょうか??
コナギがびっしり生えていますが、なんだか稲が変です!! 何者かが、稲を切っていました。たぶん「ヌートリア」という害獣のせいだと思います。

というわけで、今回のほ場巡回では、いろんな病気、害虫、害獣、雑草がいました。有機栽培だから仕方ないのでしょうね。
また、今回はお忙しいなか、ご指導頂いた岡山県津山農業普及指導センターのY主任にはありがとうございました。あと収穫まで2ヶ月、栽培管理には念を入れていきたいと思っています。


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