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もむらいす通信14(平成10年9月)

収穫の秋です
今年も秋を迎え、皆様のおかげでもむらいすを収穫することが出来ました。今年の新米のお味はいかがでしょう か。今年の稲作をふりかえってみます。
4月5月は高温が続きました。4月下旬に播種した苗は大変順調に育ち、5月の田植え後も稲の生育は大変 順調でした。田植え後、イネミズゾウムシという害虫がたくさん発生し(1株に20匹位付いていました)、稲 の葉を食害しましたが、実害には至らず安堵しました。
6月の梅雨入りは平年並みで6月は平年位の雨が降りましたが、6月下旬から7月上旬は大変暑い日が続き ました。除草作業は暑い中大変でした。7月下旬からは雨の日が続き、梅雨明けは平年よりかなり遅くなりまし た。全国的にも北日本では梅雨明けなしの年になってしまいました。このころは葉イモチ病の発生が多くなり、 本田への農薬散布をしないもむらいすでは、木酢液を散布していもち病の蔓延を防いだりしました。 8月になりやっと夏らしくなったと思うと、今年はカメムシが多発しました。皆様にお送りしたもむらいすをじ っくりと1粒1粒観察して頂くと、下の図のように一部が黒くなっている米粒(黒点米)があるのがわかると思 います。ちなみにこの黒点米は人体には無害です。殺虫剤を使用していない証拠だと思ってご安心下さい。 しかし、これが食糧庁の米の検査になると、この黒点米があると検査等級が大きく下がってしまうので、一般農 家は農薬散布を余儀なくされています。参考にそれぞれの黒点米の犯人も図の下に書きました。

@からDがカメムシの被害。トゲシラホシカメムシ、ホソハリカメムシ、イネカメムシ等が稲の出穂期以降に稲に集まってきて籾の汁を吸い、そのため、 黒点米になります。Eはカメムシではないのですが、稲シンガレセンチュウという害虫の仕業です。

今年は春先以降の高温の影響で出穂はやや早く、8月は籾村では比較的好天に恵まれました。特に8月15 日以降の1ケ月は全く雨が降らず、登熟は平年より早まり、 稲刈りはコシヒカリで9月5日〜15日頃に行いました。9 月の下旬は台風や大雨に見回れましたが、もむらいすは幸い にもその前に収穫することができました。 もう一つ、今年はトビイロウンカという害虫の被害が多かっ たです。右の写真で田んぼの中央部が色が変わって稲が倒れ ていますが、ここは稲が既に枯れています。トビイロウンカ は風にのって南方の国から飛来し、田んぼでどんどん繁殖し て稲の茎の汁を吸います。数え切れないほどの大群で発生し 見る見るうちに稲が枯れてしまいます。今年は特に9月中旬 以降に被害が多く発生しました。もむらいすの主力品種のコ シヒカリは9月中旬に収穫が完了したので比較的被害は少な かったのですが、やはりかなりの発生があり、稲刈りの時に は沢山のウンカが衣服に付きました。


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