| 彼岸を過ぎ、次第に春めいてまいりました。皆様はその後、お元気でしょうか。籾村でも田んぼの畦畔にも春を告げる「オオイヌノフグリ」「ふきのとう」などが顔を見せ始めました。タンポポやすみれも花を咲かせ始めました。4月になれば苗作りの準備が始まり、これから農繁期になってきます。 |
畦畔(けいはん)のはなし籾村は、吉備高原と呼ばれる地形輪廻説では「準平原」に属す山の上にあります。みなさんは田んぼというと、平らな平野に広がる田んぼを連想されるでしょうが、私たちの田んぼは下の写真のように段々田んぼです。この田んぼと田んぼの間の畦畔ののり面(私たちは岸といいます。)は、やっかいな存在ですが、米作りには深い意味があります。岸の管理作業を月ごとに追って行きますと、2月:昨年秋に草刈りをして、集めておいて堆肥化した草を田んぼへ運んで広げます。 5月:田植え前に、1回草を刈ります。このとき刈った青草はついでに田んぼに入れます。 7月:岸のヤネの部分の草を刈ります。この部分の草が伸びると稲に覆い被さってしまい、稲が弱ります。また、秋の稲刈り作業の邪魔になるので、田んぼの中に田植え靴をはいて入って、草刈り機で刈ります。 8月〜9月:ヤネから上の部分の草を刈ります。草刈りは8月の15日から9月末までには済ませます。8月15日より早く草を刈ると、草がまた伸びてきてススキの穂が出ます。また、草刈りが遅くなると草が硬くなっていい堆肥になりません。刈った草は集めて、束ねて2月頃までおいておくと良い堆肥になります。 1haの田んぼで草刈り作業は100時間位かかります。夏の暑い時期の作業で、草刈り後のマムシに遭遇します。また、蜂が岸に巣をしていることもあり、蜂の一斉攻撃に遭うこともあります。 このようにして、岸の草は私たちのもむらいすの肥やしになります。平地の田んぼでは考えられないことですが、このように地域の中で有機物を循環させて土づくりを行うことが本当の有機農業だと思います。毎年、草を刈るため、岸には大きな木が生えないので、様々な植物が生えます。春には、ワラビ、ゼンマイ、フキノトウのような山菜や、ハルリンドウ、ツツジ等の草花、夏秋にはキキョウ、ネジバナ、オミナエシ、ワレモコウ、リンドウ・・・・と可憐な山野草が私たちの目を楽しませてくれます。近年は私たちの地域でも農業従事者の高齢化がすすみ、岸の草刈りが十分できないようになってしまいましたが、私たちの代だけでも、この先祖から受け継いだやっかいですが大切な岸を守っていきたいと思います。 |
![]() |
![]() |
![]() |
ワラビ狩りにおいでください。田んぼの岸に生えるワラビ狩りをしてみませんか。遠方の方は無理かと思いますが、お近くの方は是非おいでください。・日 時 平成9年4月29日(みどりの日)10:30〜 ・場 所 久米南町下籾 播元孝敏、岸浩文の田んぼ、及び美しい森 ・参加費 昼食代のみ実費(バーベキューの肉代1人400円位) ・集合場所自家用車の方は「道の駅久米南」(国道53号線沿い岡山から約45分)に午前10:00においでおいでください。お迎えに行きます。JRで来られる方は津山線福渡駅に迎えにいきます。 ・内 容 田んぼの岸の山菜狩り(ワラビ、ゼンマイ等)より顔が見えるお米のお付き合いをしましょう。参加希望者は人数、交通手段を4月20日までにご連絡ください。 |
会員紹介A播元孝敏(はりもとたかとし)生年月日:昭和27年10月30日(44歳) 家 族:父、母、妻、子供4人(み〜んな女の子です) 農業経営:水稲230a(有機無農薬50a、有機低農薬180a)、イチゴ7a、キュウリ15a、他に、カリン、花、大豆・・・等 経 歴:農業高校卒業後、会社勤めを13年し、昭和61年に籾村にUターンして、農業を始めました。趣味は海釣りですが、百姓が忙しくてなかなか行けません。最近パソコンを始めました。私たちが作ったお米を「おいしい」と言って食べて頂けることが喜びです。 |
インターネットホームページ開設のお知らせ先日、ホームページを開設しました。まだまだ未完成ですが、私たちのお米の生産の状況や、地域の紹介、仲間の紹介をしていますので、パソコンを持っている人は是非見てください。 |