TOP病害虫>イネミズゾウムシ

イネミズゾウムシ


 イネミズゾウムシは、空を飛び、陸を這い、そして水中を進むことができる。まさに空陸海万能選手です。しかも米国原産の舶来品で岡山県には昭和59年に初お目見えしました。なかなかの強敵です。
 前年の成虫は成虫の状態で越冬しています。田植えが始まり、稲が田んぼに植えられると直ちに、田んぼに侵入して葉を食害します。

稲の葉に群がる越冬したイネミズゾウムシの成虫。
(2002.6.1下籾豊坂向)
なかなかの食欲でどんどん葉っぱを食べています。

越冬成虫はやがて、稲の水際の部分に産卵しす。ちなみに日本に住み着いたイネミズゾウムシはすべて雌で、交尾せず単為生殖でどんどん繁殖します。
卵は1週間でふ化し、幼虫は、そのまま水中の土中に潜って稲の根を食害します。たくさんの幼虫に根をかじられるとさすがに稲の生長も阻害されます。

幼虫に食われた稲の根部です。新しい根がほとんどあません。
(2004.6.26 中籾景山ほ場)
根をじゃぶじゃぶと田んぼの中でふってみると、幼虫が浮かんできました。これが根をかじった犯人のようです。

幼虫はその後、1ヶ月間稲の根をかじり、やがて土中で土に覆われたマユを作りさなぎになります。さなぎは10日でかえり、新しい成虫になります。

8月初旬、除草剤を使わないで稲を作る場合最も困るコナギの花が咲く頃、新成虫が現れていました。(2002.8.6)

BACK