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のり面の草刈り

 田んぼの草刈りは、春の畔草・ヤネ刈り、夏の畔草・ヤネ刈りに続いて、秋にこののり面全体の草刈りをします。
 今までの草刈りの目的は、田んぼの周囲をきれいにして、風通しをよくすること、稲に光がよく当たるようにすること、人が通りやすくすることなどで、刈る草もそんなに長い草ではありません。
 この秋の草刈りは、1年間に1回しかしない、のり面全体の草刈りで、草自体も1年間で大きく生長しています。この秋の草刈で刈った草は、土作りのため田んぼに還元します。
 普通の地域の田んぼでは、のり面の草刈りなんか特別にしなくても、畔だけを刈っていれば、田んぼの周囲の草は全部刈れるのですが、何しろ籾村は傾斜地にたんぼがあるもので、のり面が非常に大きいです。このため、年に1回しか刈れません。この草刈り作業がなかったらどんなに楽だろうかといつも思っています。しかし、この草刈りで刈った草こそ最高の地域内で循環する土作り資材だと思います。他の地域では、これほどの草はないと思います。この地域内循環する安全な有機物で土作りを行うことが私たちのお米「もむらいす」の一番の特色です。


作業名 作業内容 使う道具や材料
刃研磨 草刈りは昔々は鎌で手刈りしていましたが、今は草刈り機で行います。草刈り機は回転する円盤状の刃で草を刈っていきますが、この刈り歯にも色々種類があります。
私の場合は、「8枚刃」と「チップソー」を使っています。8枚歯は価格は安いのですが、30分〜1時間刈るとちびてしまうので、研磨する必要があります。8枚歯を使う場合は研磨機で刃を研ぐことから始めます。一方、チップソーは
草刈り刃研磨機
草刈り前
  籾村ののり面に生える優先雑草はススキです。ススキは珪酸が多くまた、乾物量も多く、土作りにはもってこいと思います。
  また、ススキは秋の風情としても美しいと思います。
草刈り
ケガのないように、用心深く草刈り作業を行います 巨大なのり面
拡大写真はこちら
結構、腰にもきます
 草刈り作業です。籾村の田んぼは急傾斜地にあり、のり面が巨大です。
 草刈り作業時の服装は、顔面には防護面をかぶり、石などの飛散に備えます。服装はできるだけ身軽にし、足にはスパイクがついた地下足袋を履きます。何しろなかなか急斜面なので、長靴なんかはいていたら下に落ちてけがをしてしまいます。中央写真で、人とのり面の大きさの関係がわかると思いますが、とにかくのり面は巨大です。
草刈機
スパイク地下足袋

防護面
草刈り後
すっきりしました 拡大写真はこちら こちらは、里山と田んぼのあいだの採草地の部分です。
草刈り作業が終わったのり面はすっきりとします。あとは、しばらくこのまま、草を乾燥させて、その後、結束します。
結束
結束した草の束は、このように、のり面の斜面に重ねておいておきます。これを、冬になってから田んぼに運びます。
こまざら


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