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水ため

水の確保、、田んぼの準備に引き続きいて、水ためをします。
籾村の水源は、天水とため池です。
ため池の水は、主に補水(田植え後の水の補給)に用いますので6月以降に使います。水ためは、主に、天水やわき水で行います。早い人は3月頃から水ためを少しづつ始め、6月初めまでこの作業が続きます。5月頃、雨がたくさん降ると、みんなこぞってトラクターを出して水ため作業を行います。
「水ため」というと、田んぼに水を張って、トラクターで作業することだけが連想されますが、水ため最も大切なことは、水が漏れないようにすることです。そのためにはトラクターでできない手作業がたくさんあります。


作業名 作業内容 使う道具や材料
田の隅を掘る
田んぼのすみを掘ります スコップで掘ります
籾村の田んぼはま四角なほ場整備された田んぼは少なく、不整形です。このため、トラクタ・ロータリーによる耕耘作業でどうしても田んぼの隅がひき残ります(トラクターのロータリーがかからず耕耘されない部分ができる)。
耕耘できていない部分があると、水をためても水が漏ってしまうので、水ための前に、スコップでその部分を掘ります。
スコップ
あと石を入れる
田んぼには水をの取り入れ口と排水口があります。水の排水口は特に大切で、決まった水の深さを保ったり、大雨の時にこの排水口から、水が排出されるため、丈夫にする必要があり、「あと石」という石を入れて、周囲をしっかり固めます。
あと石
スコップ
水を入れる
いよいよ入水です
田んぼの隅を掘って、あと石を入れるといよいよ水を入れます。水が行き渡るように作っておいた溝で水うまく田んぼ全体に行き渡っています。

耕す
水が田んぼに行き渡ったところで、いよいよトラクターを田んぼに入れて、土と水をねっていきます。
まず、左写真のように、畔の方から練っていきます。そして、中の方を練っります。この作業を2〜3回繰り返して行います。
また、ここでも、トラクタのロータリーが届かずにひき残しになる隅の部分は「クワ」でていねいに練ります。水ため、代掻きというと、トラクターで作業することばかりが、目立ちますが、このような手作業が非常に重要です。
トラクター
くわ
アゼナミを入れる
トラクター作業が終わると、畔から水が漏れるのを防止するため、今度は、畔に「アゼナミ」というプラスチック製の波板を差し込みます。
以前は、「くわ」や「じょれん」で、畔際の土を寄せて、その土で「あぜ塗り」をしていましたが、こちらのアゼナミの方が省力的で、いまはこの方法が主流です。
アゼナミ
ネコ車
水ため終了
これで、一応水ため終了ですが、とにかく水の少ない籾村では、田んぼから水が漏ることをさけるため、水田ための日の2〜3日後にもう一度トラクターでロータリーをかけます。
また、「モグラ」が穴をあけたり、アゼナミの隅から水が漏れたりするので田んぼの点検も入念に行います。
田植えは5月末なので、それまで、水がなくならないように、雨が降れば、田んぼに水を導いたり、まだまだ田植えまでの管理は大変です。

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