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水の確保(12月〜5月)

満々と水を蓄えている長谷池す。長谷池は下籾で最大のため池です。

米は「水稲」と呼ばれるように、水なくしては稲は育ちません。水があって初めて米を作ることができます。
籾村の田んぼは山の上にあります。水は「天水」と「ため池」に依存しています。特に、ため池は明治の終わり頃から、先人が計り知れない苦労のすえ作り上げ、そして同時に山の上まで田んぼを開くことができました。ここでは、主にため池の管理について説明します。




作業内容 使う道具や材料




長谷池の堤防は長さ126m、高さ11.1m、体積は25,363立方メートルもあります。
ため池は、田んぼへの水の供給源だけでなく、防災面、また、万が一の火災の場合の防火用水の役割もあり、地域で大切に管理されています。
このため、この堤防は毎年、草を刈り、その草を焼く作業を地域総出で行っています。
もむらの中の、下籾地内ではこのほか、大小9つのため池がありますが、それらもすべて地域住民で管理しています。
草刈機
こまざら
フォーク
火炎放射機
 


集落総出の溝さらえ作業
 ため池には水路がつきものです。水路はため池から田んぼへ水を送る「用水路」の他に、ため池に水が効率的に貯まるための「承水溝」、ため池が満水になった場合下流に放水する「放水路」の3種類の溝があります。
 どの溝も水田のため、防災のため大切な溝です。
 1つの池で水路の延長は2qくらいはあり、池が9つあれば、水路の延長も大変な距離です。
 この溝も毎年、1〜2回、集落総出で掃除します。とにかく、池は集落にとって非常に大切なもので、集落総出で作業することが基本です。
くわ
じょれん
スコップ
 





以前の「蜂の子」の樋 改修後の金属製の樋
この長谷池は大正時代に築造されたものですが、以前は左写真のように、ボーリングのピン状の木製の栓(樋)を上から順に抜いて放水していました。この樋を抜く作業は危険なため、数年前改修されて、右写真(わかりにくいかな?)のように、改修して、鎖で引っ張ると抜ける金属製の栓になりました。
 




栓(樋)を抜く 水は山の中を抜けて田んぼに向かいます。
落水は、池ごとに「水番」と呼ばれる担当者が、池の樋を抜き、水を田んぼまで連れてきます。水路はほぼ水平に等高線沿いに走っていますが、樋を抜いてから末端の田んぼまで1時間くらいかけて来ます。
くわ
バイク
 





ディーゼルエンジンポンプ
集落の池水を使用するのは基本的に田植え後の補水が中心で、田植え前の水溜にはこのようにポンプアップして水を確保します。
ディーゼルエンジン
タービンポンプ

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